2022年 – ブラジル文学 名作5作品が邦訳

2022年に日本の皆さまはブラジル文学との特別な出会いを経験するでしょう。ブラジル大使館は水声社とのパートナーシップのもと、ポルトガル語から日本語に直接翻訳されたブラジル現代文学コレクションの出版を支援しています。この企画は東京外国語大学副学長の武田千香教授がコーディネートしています。

この特別コレクションは2022年のブラジル独立200周年を記念して駐日ブラジル大使館が実施する文化事業の一環です。この事業は文学、ビジュアルアート、建築、オーディオビジュアル、ポピュラー音楽、クラシック音楽の分野で展開します。

今年はブラジル文学の傑作5作品が日本で刊行されます。2月にグラシリアノ·ハーモス『乾いた人びと』、6月にオスカル·ナカザト『ニホンジン』、8月にリジア·ファグンデス·テレス『女の子たち』、11月にイタマール·ヴィエイラ·ジュニオール『まがった鋤』、12月に『ブラジル文学傑作短篇集』です。

コレクションの最初を飾る作品はすでに書店で販売されています。グラシリアノ·ハーモスの『乾いた人びと』はブラジル文学の偉大な古典とされています。奥地の人びとの多くが直面する厳しい現実に思い巡らすことから、この作品の読解はブラジル社会の重要な側面を理解するうえで欠かせません。グラシリアノ·ハーモスの生涯と作品を専門に研究しているチアゴ·ミオ·サーラ教授はこの作品の重要性についてコメントを寄せています。 コメントを視聴するにはこちらをクリック下さい。

 

水声社はブラジル政府の支援を受け、ブラジル現代文学のカタログを拡充しています。2021年までに、ミウトン·ハトゥン『エルドラードの孤児』、ジョルジ·アマード『老練な船乗りたち』、ズウミーラ·ヒベイロ·タヴァーリス『家宝』、ジョアン·ギマランイス·ホーザ『最初の物語』、フーベム·フォンセッカ『あけましておめでとう』、ベルナルド·カルヴァーリョ『九夜』を刊行しています。

 

この取り組みを通じ、ブラジル大使館は日本の皆さまにブラジル文化の知識を深めていただくとともに、文学を媒介とする両国社会の対話の促進を目指しています。各書籍の発売に合わせて、読書会や学術討論会、映画やドキュメンタリーの上映会を開催する予定です。イベントは大使館のソーシャルネットワーク@brasembtokyoで発表します。

この企画についての詳細と最新情報はburajirubungaku.netをご覧ください。

 

出所:駐日ブラジル大使館

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