ブラジルについて

一般情報

 首都ブラジリア
 面積851.2万km²(わが国の22.5倍)
 人口1億6954万人(2000年地理統計院)
 人種欧州系(55%)、混血(38%)、その他(アフリカ系、東洋系等)
 言語ポルトガル語
 宗教カトリック教徒約90%
 略史・1500年 ポルトガル人カブラルによるブラジル発見
・1822年 ポルトガルより独立(9月7日)
・1889年 共和制樹立(11月15日)
・1964年 カステロ・ブランコ軍事政権樹立
・1985年3月 民政移管(年振り)
・1988年10月 新憲法公布
・1995年1月 カルドーゾ政権成立
・2003年1月 ルーラ政権成立

政治体制・内政

– 政体 連邦共和制、三権分立(米国型)
– 元首 ジルマ・ヴァナ・ルセフ 大統領 (任期4年)
– 議会 二院制(上院81人、下院513人)
– 政府 首相なし、外相:セルソ・アモリン
– 内政 年から2002年のカルドーゾ政権においては、ハイパーインフレの収束による経済安定を実現。しかし、社会分野での成果をより上げるため国民が「変革」を求めて、2003年月野党ルーラ政権が発足した。

外交・国防(外交基本方針)

– グローバルで活発な外交展開国連改革、活動、WTO、麻薬・環境・不拡散等の地球的規模問題への関与。近隣諸国、米・EU・アジア・アフリカ等との多面的な外交展開。
– 地域連合の進展1995年、関税同盟としてのメルコスール発足。人口2億, GNP1.13兆ドル。

軍事力

– 予算:142億ドル
– 兵役:義務制(12ヶ月、18ヶ月まで延長可能)
– 予備役:40万人
– 兵力: 陸軍→18.9万人 海軍→4.86万人 空軍→5万人

経済(単位・米ドル)

– 要産業:製造業、鉱業(鉄鉱石)、農牧業(砂糖、オレンジ、コーヒー、大豆他) – GDP:5.954億米ドル(2000年 伯中銀)、5.041億米ドル(2001年 伯中銀) – 一人当たり2.924米ドル(2001年伯地理統計院) – 経済成長率:1.51%(2001年伯地理統計院) – 物価上昇率:7.7%(2001年伯地理統計院) – 失業率:6.2%(2001年伯地理統計院) – 総貿易額 ・輸出→582.2億米ドル ・輸入→555.8億米ドル – 貿易相手国 ・輸出→EU(26%)、米(25%)、メルコスール(11%)、アジア(12%) ・輸出→EU(27%)、米(24%)、メルコスール(13%)、アジア(16%) – 通貨:レアル(1米ドル=3.00レアル2003年10月) – 経済概要:1994年7月の新通貨レアル導入後、インフレは沈下。経済開放化政策の進展を背景に海外からの直接投資も堅調に増加。2001年4月の大統領選挙とアルゼンチン経済情勢の影響でレアル下落。自体改善のため総額約300億米ドルのIMF資金を導入。

経済協力

– 我国の援助実績(中南米第1位) ・有償資金協力:3,777.17億円(2000年まで、E/Nベース) ・無償資金協力:4.46億円(2000年まで、E/Nベース) ・技術協力:832.64億円(2000年まで、JICAベース) – 主要援助国(2000年支出純額、単位:百万ドル) ・日本(169.6) ・独(49.5) ・仏(23.7)

日伯二国間関係

– 政治関係
・1895年修好通商航海条約調印をもって外交関係樹立。対伯移住は1908年の笠戸丸による移住をもって開始。2008年はブラジル移住100周年。1995年日伯修好100周年を契機に外交関係活発化。
– 経済関係
・対日貿易
・品目:輸出→鉄鋼製・アルミ・コーヒー・パルプ・大豆 輸入→機械機器・自動車・半導体・化学品等
・貿易額:輸出→19.86億米ドル(2001年) 輸入→30.64億米ドル(2001年)
・我国からの直接投資1,714億円
– 在留邦人75,361名(2000年10月現在)日系人総数約140万人
– 二国間条約
・航空運送協定(1962年)
・移住殖民協定(1963年)
・文化協定(1964年)
・租税条約(1967年)
・技術協力基本協定(1971年)
・科学技術協力協定(1984年)