ブラジルのマリナ・シルバ環境大臣は、今年11月にベレン(パラー州)で開催されるCOP30が気候変動対策の国際協力を強化するチャンスになると述べた。米国がパリ協定を2026年に離脱する決定を下したことを受け、同大臣は「最大のリスクは多国間システムの弱体化だ」と警告した上で、「これは大きな損失だが、同時に他の国々が団結を示す機会でもある」と指摘した。大臣はまた、途上国支援やクリーンエネルギー投資、再生可能エネルギーへの移行加速のために、2035年までに1兆3千億ドルの資金を確保する必要があると強調した。
出所:アジェンシア・ブラジル通信社