厚生労働省が実施する「外国人就労・定着支援研修」事業が、5月18日(火)静岡県沼津市を皮切りに始まります。
この事業は、2008年のリーマンショックで失業した、日本に定住するブラジルをはじめとした南米国籍の日系人を主な対象として、日本での就労を支援するための日本語研修やビジネスマナー等を習得するための事業として、2009年度から「日系人就労準備研修」として始まりました。2015年度からは「外国人就労・定着支援研修」として現在に至ります。
日本は少子高齢化の進行により労働力人口が減少し、深刻な人手不足に陥っています。こうした中、新たな人材確保策として外国人労働者に対するニーズが急速に高まっています。
この事業は、主に「身分に基づく在留資格」、すなわち「永住者」「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」「定住者」を有する外国人を対象に、日本の職場における日本語コミュニケーション能力の向上、ビジネスマナーや雇用慣行、労働関係法令、社会保険制度等に関する知識の習得を目的とする研修を実施することにより、国内企業における安定的な就職及び職場定着の促進を図ることを目的として実施します。
2021年度は、23都府県110地域にてコースを実施します。
受講料は無料ですが、ハローワークでの申し込みが必要です。
詳細につきましては、本事業の実施団体である一般財団法人日本国際協力センター(JICE、ジャイス)のホームページをご覧ください。
https://www.jice.org/tabunka/course/
本件お問い合わせ先:
一般財団法人日本国際協力センター
国際協力推進部多文化共生課
電話:03-6838-2723