ブラジル連邦国税庁は、零細·小規模企業向け簡易税務申告制度(SIMPLES NACIONAL)の対象となっている企業で税金を滞納している事業者について、今年は同制度から除外しないと発表した。ブラジル零細小企業支援サービス(SEBRAE)からの要請を受けて、新型コロナ感染拡大の影響で経営が悪化している小規模企業を支援するため、滞納事業者の除外や除外通告の手続を停止する。滞納によって2019年にSIMPLES NACIONALの除外通告を受けた事業者は約73万社に上り、そのうち50万6000社が除外処分となった。
出所:アジェンシア·ブラジル通信社