歌舞伎の新たな顔

日本を代表する伝統芸能である歌舞伎は、舞踊と芝居、独特の化粧、女方を含むすべての役を男性のみが演じるという特徴を持つ。この伝統文化は、七代目尾上菊五郎が築き上げた新たな段階に入り、今も力強い輝きを放っている。

3月末に日本外国特派員協会(FCCJ)で開催された記者会見には、八代目尾上菊五郎と、同じく歌舞伎俳優として活動する12歳の息子菊之助が出席した。かつて「歌舞伎界のプリンス」とも称された八代目は、歌舞伎の修行をエベレスト登山に例え、「一歩一歩に重みがあるが、劇場に足を運んでくださる方々の温かさに支えられている」と述べた。また、先祖への敬意を払いつつ、次世代に継承していくことに注意を払っているとも語った。歌舞伎の世界で働くためには必ずしも梨園に生まれる必要はなく、専門の指導者から指導を受ける体制が整っているという。

一方、幼い頃から歌舞伎好きだったという菊之助は、舞台を見ては「父や祖父(七代目尾上菊五郎)のようになりたいと思っていました」と明かした。

八代目菊五郎による新たな作品の例として、シェイクスピアの戯曲を題材とした『蜷川十二夜』が挙げられた。同作は東京のみならずロンドンでも上演されている。

取材・写真:羽山・ネイデ

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