ブラジル北東部の民間航空は、観光ポテンシャルの高さと航空路線拡大の後押しを受け、加速的な成長を続けている。美しいビーチや多様で豊かな文化、そして発展を続けるインフラを備えた北東部諸州は、国内でも最も人気の高い旅行先の一つとして定着し、観光業が地域経済を牽引する産業となっている。また観光業の拡大は民間航空の活況にも直結している。2025年1月から9月の間に、北東部の6つの空港を利用した旅客数は計1486万1390人を記録し、過去10年間で最多となった。調査対象となったのは、レシフェ(ペルナンブコ州)、マセイオ(アラゴアス州)、ポルトセグーロ(バイーア州)、サン・ルイス(マラニョン州)、ジョアン・ペソア(パライーバ州)、アラカジュ(セルジッピ州)の各空港で、利用客数はいずれもパンデミック前の2019年の水準を上回り、同地域の航空業界の回復と成長を裏付けている。ブラジル国家民間航空庁(ANAC)によると、レシフェ国際空港の利用客数は、今年1月から9月までの累計で7170万743人を記録し、過去最高となった。
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出典:ブラジル港湾空港省
