ブラジル中央銀行のガブリエル・ガリポロ総裁は、ブラジルの労働市場が過去30年間で最も活発な状況にあると述べた。一方で、ブラジル中銀週次レポート「フォーカス」の予測によると、インフレ率を2028年以前に目標値に近づけるのは厳しいとの見通しを示した。サンパウロのフェルナンド・エンリケ・カルドーゾ研究所での講演に出席した同総裁は、「現在ブラジルは完全雇用の状態にあると考えられる」とも述べた。労働市場の堅調さを示す賃金総額と実質平均賃金が著しく上昇していることを強調しつつ、インフレ圧力を避けるための成長の持続には、生産性の向上が不可欠だとも指摘した。
ブラジル中銀総裁 労働市場は「過去30年で最も活発」

Facebook
Twitter
LinkedIn
Pinterest
WhatsApp