ブラジル館がイベント「女性起業家交流:エンパワーメントと経済的自立」を開催

ブラジル貿易投資振興庁(ApexBrasil)が主催する2025年大阪・関西万博のブラジル館は、823日から30日に「女性ウィーク」を開催します。異なる社会・文化・ビジネス分野の女性間における発表、討論、ネットワーキングを促進するために、期間中はさまざまなイベントが企画されています。カルティエとの共催で運営される「ウーマンズパビリオン」が、同月26日から28日にかけて行われるセミナーの舞台となります。

討論では、科学、起業、持続可能性、文化などの分野における女性の役割が強調されます。この取り組みはG20W20、そしてSDG5(ジェンダー平等)のアジェンダに沿っており、国際的なネットワーキングも促進します。

ブラジル館では、すでに国際的に3つの賞を獲得した「女性と国際ビジネスプログラム」を紹介します。2024年には、国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・ブラジルによって授与される「彼女たちがリードする(Elas Lideram2030運動の優良事例賞」と、世界貿易機関(WTO)の国際貿易センター(ITC)から授与される「WTPOアワード2024 ― 輸出開発イニシアティブ優秀賞」を受賞しました。2025年には、「彼女たちは輸出する(Elas Exportam)」という別の取り組みが、WTOの「貿易とジェンダーに関する非公式作業部会」から「貿易におけるジェンダー平等賞」を受賞しました。

女性ウィークを通して5つの主要テーマが展開され、女性のエンパワーメントの必要性が強調されるだけでなく、特に教育や意識向上、人材育成による気候変動の影響を軽減するSDG13の重要性が訴えられます。

日程: 822日(金)

会場: ブラジル館

時間: 15

テーマ: 対話「未来を紡ぐ女性たち:持続可能性からイノベーションへ」

登壇者:

アナ・レペッザ(ブラジル貿易投資振興庁〈ApexBrasil〉ビジネスディレクター)

アレッサンドラ・ザノット(バイーア州綿花生産者協会〈ABRAPA〉会長)

リリアン・カッジッシ(ブラジル繊維・アパレル工業会〈ABIT〉戦略プロジェクト部長)

ウーマンズウィーク・オープニング

日程:824日(日)

会場:Expoホール「シャインハット」

17:30 – ビデオ上映

開幕式

ブラジル貿易投資振興庁(ApexBrasil)ビジネスディレクターのアナ・レペッザによるスピーチ

駐日ブラジル大使館のパトリシア・コルテス副使節団長

17:45 小野リサ(ボサノヴァ歌手)コンサート

プロフィール

小野リサはサンパウロ生まれ、ブラジルと日本の架け橋の中で育ちました。東洋のボサノヴァ大使と考えられています。30年以上のキャリアにおいて、ゴールドディスク、ジョアン・ドナートやトム・ジョビンとのコラボレーション歴を持ち、文化をつなぐ音の架け橋として活躍しています。

18:15 – ブラジルのブランド ALUFARGALJIARTEMISI MAYARA JUNGES PENHA MAIA によるファッション紹介

18:45 – テレーザ・クリスティーナのコンサート

プロフィール

ヴィラ・ダ・ペーニャで生まれ育ったテレーザ・クリスチーナは、両親の音楽的嗜好に影響を受け、音楽とともに人生を歩んできました。1997年にカンデイアの曲を歌うショーでデビューし、これを自らの音楽キャリアの出発点と考えています。彼女の音楽の軌跡は、リオ・デ・ジャネイロ中心部のボヘミアン地区ラパの復興の歴史と重なります。そこで彼女は5年間、グループ「セメンチ」と共演しました。

彼女は雑誌『Vogue』の表紙になっただけでなく、サンパウロ芸術批評家協会(APCA)、雑誌の『Quem』、『O Globo』、女性音楽イベント(WME Awards)、さらに新聞『O Globo』の「違いをつくる人(Faz a diferença)」において最優秀アーティスト賞を受賞しました。

2021年、彼女は自身初の番組「Botequim da Teresa」でUOLにも登場し、同番組の第2シーズンやツアー、その他のプロジェクトに加えて、本の準備も進めています。

クリエイティブ経済対話:ファッション業界の女性たち

日程: 825日(月)

会場: ブラジル館

時間: 14:00

登壇者

アナ・ルイザ・フェルナンデス(ALUF

モニーク・アルファルジ(ARGALJI

マヤリ・ジュビニ(ARTEMISI

マヤラ・ジュンゲス・デ・ソウザ(MAYARA JUNGES

ペーニャ・マイア(PENHA MAIA

ALUF – 中国のゴールデンシェル賞、アメリカのブラジリアン・ファッション・タレント賞などの受賞歴があり、『Vogue』『L’Officiel』『Marie Claire』の表紙を飾っています。創設者兼クリエイティブディレクターは、CEOと共にフォーブスの「アンダー30」にも選ばれました。

ARGALJI – 服は単なる商品ではなく、創造性と情熱を表します。世代を通して受け継がれるよう、持続可能で耐久性のある商品を作ります。独立ブランドとしての困難を受け入れながらも革新的な商品を生み出し、お客様が私たちのデザインを身に着けて特別な気持ちになれるようサポートします。

ARTEMISI – 商品は単なるルックスではなく、大胆かつ感受性豊かなビジョンの表現であり、未来と対話してアート、テクノロジー、ファッションの交流を目指しています。ブランドは2019年に夢と忍耐の融合の中で誕生し、すぐに芸術的体験と美的先駆性の代名詞となりました。

MAYARA JUNGES — パンデミック中に自然な流れから生まれた独自性のあるファッションブランドです。パラナ州出身のデザイナー、マヤラ・ジュンゲス・デ・ソウザは、大学院の修了課題として制作した最初のモデル「トップ・フロール(top Flor)」をInstagramで発表し、大きな成功を収めました。有名な活動歴としては、Shop2getherの「新進デザイナー(Novos Designers )」プロジェクトへの参加、雑誌『ELLE』の紙面・デジタル版での掲載、『Vogue Brasil』が企画したウェブシリーズ「ブラジル新世代のファッション(A Nova Geração da Moda Brasileira)」への参加、『FFW』や『Bazaar』といった重要なファッション媒体への掲載が挙げられます。

PENHA MAIA – 2020年代初頭に誕生したこのブランドは、現代ブラジルファッションで最も成功したブランドの一つです。デザイナーの夢想的で想像力豊かな世界観は、素材・手触り・技術の使用における独創性と相まって、国際的な雑誌の表紙やアーティストの制作に不可欠な要素となりました。

クリエイティブ経済対話:オーディオビジュアルの女性たち

日程: 825日(月)

会場: ブラジル館

時間: 16:00

登壇者

タタ・アマラウ:プロデューサー、タンジェリーナ、「オーディオビジュアルの女性たち」

バルバラ・マティアス・カリリ:監督・脚本家、ラテンアメリカ先住民女性のオーディオヴィジュアルネットワーク(Rede Katahirine

パンメラ・カストロ:芸術家、ルイーザ・ストリーナ:ギャラリー

ブラジル銀行イベント(ラケル・フリースタイルと一緒に)

〜リフティング女性部門ギネス記録保持者〜

日程: 826日(火)

会場: ブラジル館

時間: 10:0019:00

ブラジル銀行は、2025年大阪・関西万博ブラジル館の「女性ウィーク」で、サッカーをテーマにしたプロモーションを開催します。

826日と27日、2025年大阪・関西万博ブラジル館の「女性ウィーク」において、ブラジル銀行はサッカーをテーマにした特別なプロモーションを実施します。当企画はブラジル銀行ジャパンの主催で、来場者にブラジルらしい活気に満ちたダイナミックで温かな体験を用意しています。

メインアトラクションとなるのは、 SNSで「Raquel Freestyle」として知られるラケル・タテイシ・ベネッティによる、リフティングのパフォーマンスです。ラケルは10時間以上にわたってサッカーボールをコントロールし続け、女性部門でギネス世界記録を保持しています。その圧倒的なテクニックとカリスマ性で、ラケルは観客を魅了することでしょう。さらに、日本在住の双子アスリートであるマルセリとミレリも参加し、ボール技術のデモンストレーションを披露して、感動的な瞬間を届けます。

パフォーマンスだけでなく、来場者はサッカーをテーマにしたフォトスポットで記念撮影ができ、賞品が当たるチャンスもあります。

このプロモーションは、カルティエ館で開催される「女性ウィーク」のイベントと同時並行で行われます。女性の価値、多様性、インクルージョンがフォーカスされ、女性の主体性、公平性、代表性、あらゆる人々に機会を促進するというブラジル銀行のコミットメントを強調するものです。

ウーマンズパビリオンでのセミナー

日程: 826日(火)

会場:ウーマンズパビリオンin collaboration with Cartier

時間: 16:00

テーマ: 「女性起業家交流:エンパワーメントと経済的自立」

内容:

本セミナーでは、G20W20から得られた知見に基づき、女性起業家をエンパワーするためのグローバルな戦略を探ります。登壇者は、資金不足や性別による偏見といった障壁を克服するのに役立った成功事例の政策、メンタリングモデル、国際的なビジネス協力について紹介します。市場アクセスや国際的パートナーシップが成功を促す事例も提示されます。

モデレーター:ジャナイーナ・ガマ(W20ブラジル代表)

登壇者:

アナ・レペッザ(ブラジル貿易投資振興庁〈ApexBrasil〉ビジネスディレクター)

サシャ・レバン(スロベニア共和国ジェネラルコミッショナー)

松野彩香(笹川平和財団 プログラムディレクター)

ブラジル銀行イベント(ラケル・フリースタイルと一緒に)

〜リフティング女性部門ギネス記録保持者〜

日程: 827日(水)

会場: ブラジル館

時間: 10:0019:00

ブラジル銀行は、2025年大阪・関西万博ブラジル館の「女性ウィーク」で、サッカーをテーマにしたプロモーションを開催します。

826日と27日、2025年大阪・関西万博ブラジル館の「女性ウィーク」において、ブラジル銀行はサッカーをテーマにした特別なプロモーションを実施します。当企画はブラジル銀行ジャパンの主催で、来場者にブラジルらしい活気に満ちたダイナミックで温かな体験を用意しています。

メインアトラクションとなるのは、 SNSで「Raquel Freestyle」として知られるラケル・タテイシ・ベネッティによる、リフティングのパフォーマンスです。ラケルは10時間以上にわたってサッカーボールをコントロールし続け、女性部門でギネス世界記録を保持しています。その圧倒的なテクニックとカリスマ性で、ラケルは観客を魅了することでしょう。さらに、日本在住の双子アスリートであるマルセリとミレリも参加し、ボール技術のデモンストレーションを披露して、感動的な瞬間を届けます。

パフォーマンスだけでなく、来場者はサッカーをテーマにしたフォトスポットで記念撮影ができ、賞品が当たるチャンスもあります。

このプロモーションは、カルティエ館で開催される「女性ウィーク」のイベントと同時並行で行われます。女性の価値、多様性、インクルージョンがフォーカスされ、女性の主体性、公平性、代表性、あらゆる人々に機会を促進するというブラジル銀行のコミットメントを強調するものです。

ウーマンズパビリオンでのセミナー

日程: 827日(水)

会場:ウーマンズパビリオンin collaboration with Cartier

時間:11

テーマ: 「科学で活躍する少女と若い女性:未来のキャリアを築く」

モデレーター:

カミラ・フェルナンデス・アチュッティ(W20ブラジル代表)

講演者:

ラリッサ・タミ・シノハラ(日本ブラジル研究者協会(ABrJ〉副会長)

ベアトリス・ミドリ・カルヴァーリョ・ウラシマ(日本ブラジル研究者協会〈ABrJ〉新規プロジェクトリーダー )

日程: 827日(水)

会場:ウーマンズパビリオンin collaboration with Cartier

時間:16

テーマ: 「ケア・エコノミー:女性の雇用への影響」

内容:

本セッションでは、ケア・エコノミーが女性の雇用可能性に与える世界的な影響について探求し、革新的な解決策と公正な実践に焦点を当てます。講演者は、さまざまな政策やビジネスモデルがどのようにケアの責任を上手に統合し、職場でのジェンダー平等を促進しているかについて強調します。また、女性の就業率向上につながった取り組みから得られる教訓を引き出しつつ、仕事と私生活のバランスや柔軟な労働条件を促進する効果的な方法を示すために、世界的な事例研究が紹介されます。

モデレーター:ブルーナ・コルテラ(ブラジル銀行 リテール・マーケティングマネージャー)

講演者:

チョウ・シー・アンダーソン(W20オーストラリア代表)

エリカ・タムラ(NPO Sabja

中井 靖子(大阪公立大学国際基幹教育研究院特任講師)

日程: 828日(木)

会場:ウーマンズパビリオンin collaboration with Cartier

時間:11

テーマ: 「女性のための気候正義」

モデレーター:

マルティナ・ロガト(W7イタリア共同議長、HRIC会長)

講演者:

駐日ブラジル大使館のパトリシア・コルテス副使節団長

バルバラ・カリリ(映画制作者、ラテンアメリカ先住民女性の映像ネットワーク「レデ・カタヒリネ」)

藤岡 純子(プログラムマネジメントアシスタント、国連環境計画 · 国際環境技術センター)

内容:このセッションでは、ジェンダーと気候変動のグローバルな接点に焦点に集中し、気候正義や、回復力の取り組みにおける女性のリーダーとしての役割を強調します。この提案では、気候分野のリーダー職における女性のエンパワーメントを推進し、国際的な協力を促進する新たな取り組みを紹介するだけでなく、ジェンダーの観点を取り入れた包括的な気候解決策についての対話を促し、世界中で公平かつ持続可能な成果を達成することを目指しています。

日程: 828日(木)

会場: ウーマンズパビリオンin collaboration with Cartier

時間:16

テーマ: 「女性経済:サービス・商品・農業からの洞察」

モデレーター:

アナ・レペッザ(ブラジル貿易投資振興庁(ApexBrasil) ビジネスディレクター)

講演者:

ジャナイナ・シルバ(開発・産業・商務・サービス省貿易促進局ディレクター)

デボラ・ホイテ(SheTrades Trinidad代表、トリニダード・トバゴ ハブ輸出アドバイザー)

カリナ・セイト(Ecojima Farm CEO、ブラジル開発・商工貿易省)

タタ・アマラル(プロデューサー、タンジェリーナ、「オーディオビジュアルの女性たち」協会)

内容:

本セミナーでは、さまざまな経済分野における女性の役割の発展を探り、革新と持続可能な成長への貢献を強調します。講演者たちは、サービス、製品、農業分野における統合の成功戦術を紹介します。この提案は、資源へのアクセスやリーダーシップの機会といった女性が直面する共通の課題を議論し、国際協力がより包括的な成長につながる方法を共有することを目的としています。

ブラジル館

日程: 829日(金)

会場: ブラジル館

時間: 11:00

テーマ:女性への暴力と闘う技術とアート

講演者

パンメラ・カストロ(アーティスト、ルイーザ・ストリナ美術館)

マテウス・リマ (CEO、トダス・ポル・ウマ〈Todas por uma〉)

パンメラ・カストロ

女性の権利促進、ジェンダー暴力に取り組む非営利団体「Rede NAMI」の創設者。世界経済フォーラムによりグローバル若手リーダーに選出されたほか、Newsweekにより世界を変える150人の女性に掲載されました。オウム、イルカ、カピバラ、ジャガー、アリクイといったブラジルの野生動物のイラストを制作し、スタンプの制作にも使われる予定です。こうして、ブラジル館を訪れた来場者は、大阪・関西万博用のために特別に作られたアートでチケットにスタンプを押すことができます。

日付:830日(土)- 女性週間閉会式

会場:ブラジル館

時間:11

テーマ:ブラジル・チリ共同の初スタジオ設立発表~女性主導企業の二国間貿易参加状況の測定

講演者:
アナ・レペッザ(ブラジル貿易投資振興庁〈ApexBrasil〉ビジネスディレクター )
ジャナイナ・バティスタ・シルヴァ(MDIC輸出・貿易促進部門ディレクター)
クリスティーナ・アジェンデ(SUBREI商業情報部門責任者)

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