ブラジルのルーラ大統領は21日、ローマ教皇フランシスコの死去を受け、7日間の服喪を宣言した。声明で大統領は、アルゼンチン出身の教皇の死を深く悼み、教皇を「他者を尊重し歓迎する声」と表現し、愛、寛容、連帯、社会正義を特徴とする精神を遺したと強調。また「アッシジの聖フランシスコの祈りの教えの通り、教皇は憎しみあるところに愛を、不和あるところに団結をもたらそうと、たゆまぬ努力をし続けた」とも述べた。大統領によると、教皇は排他的な経済モデルに反対し、正義と平和に基づく新しい世界的倫理を支持する立場をとりながら、バチカンに勇気とシンプルさ、共感をもたらした。