5月18日に島根県で開催される国際防災シンポジウムのパンフレットには、在名古屋ブラジル総領事館のルイス・フェルナンド・アボッチ・ガウヴォン
総領事からのメッセージが掲載されています。
総領事のメッセージはこちら:
祝辞
在名古屋ブラジル総領事館
総領事
ルイス・フェルナンド・アボッチ・ガウヴォン
出雲市が市民の皆様を中心とした災害復興支援展を開催されることを心からお祝い申し上げます。残念なことに世界各地で自然災害が頻発する近年、「国際防災シンポジウム」への各国からのジャーナリストの参加からもわかるように、このイベントは大変重要であり、地域の自然と文化を守る努力をされている出雲市での開催は意義深いものです。
最近ブラジルのリオグランデ・ド・スル州で起こった水害は、災害に対する脆弱性と、災害予防やその影響の軽減、被災地の復興において協力することの重要性を物語っています。
今回のシンポジウムではブラジル人ジャーナリストの羽山ネイデ氏にご登壇いただき、防災活動における国際協力の役割についてご講演いただきます。
ブラジルでは20世紀初頭から日系人コミュニティが存在し、30年以上前からブラジル人の日本への移住が盛んになったことで、今日、緊密な友好関係を特徴とする二国間関係の核となる、より強い人的つながりが構築されています。そのような中で、重要な先端技術企業を擁する出雲市は、この地域に住む多くのブラジル人にビジネスチャンスを提供し、彼らも地域経済の繁栄に大きく貢献しています。
この場をお借りして、島根県と出雲市がブラジル人コミュニティを温かく迎え入れ、彼らが地域社会に溶け込めるよう支援してくださっていることに感謝申し上げたく思います。
このイベントが、私たちの社会の絆をさらに深める一助となることを願い、関係者の皆様にはご成功をお祈りいたします。
ありがとうございました。