ブラジル中央銀行によると、8月のブラジルの経常収支は、7億米ドルの赤字を記録した。前年同期の赤字額72億米ドルを下回った。2025年の累計では、赤字額が468億米ドルに達し、同期間の記録としては2015年以来の水準となった。直近12か月(8月まで)の赤字額は、国内総生産(GDP)の3.51%に相当する762億米ドルに上った。米国によるブラジル産品への高関税措置があったものの、貿易収支は55億米ドルの黒字だった。一方で、サービス収支は42億米ドルの赤字、第一次所得収支は63億米ドルの赤字となった。対内外国直接投資は8月に80億米ドルを記録し、過去12か月では690億米ドルに達した。
出所:アジェンシア・ブラジル通信社