日本を拠点に活動する日系ブラジル人のクラウディア・モリカワ氏がポルトガル語で書いた著書『130 Anos Depois, as Flores Florescerão(130年後の開花)』を出版した。本作は、日本とブラジルの間で1世紀以上にわたり育まれてきた友好関係を、繊細かつ深い人間性をたたえた筆致で綴った一冊で、単なる歴史的記録の枠を超え「物語の庭」とも呼ぶべき作品となっている。
本書に書かれているのは移民の記憶、文化の邂逅、情愛、喪失、勇気と希望の物語だ。 20世紀初頭にブラジルへ渡った日本人移民の子孫である著者自身の体験を基に、家族の記憶や実在する人々の証言、アイデンティティや帰属意識、文化継承への考察が盛り込まれている。