ブラジル中央銀行が今月16日に発表した経済活動指数(IBC-Br)によると、8月の経済活動は前月比で0.4%増加した。過去12か月間では3.2%、年初からの累計では2.6%の成長となった。
IBC-Brは、通貨政策委員会が政策金利(セリック金利)を決定する際に参考とする指標の一つ。高金利はインフレ抑制には役立つが、一方で経済の成長ペースを鈍らせる効果もある。9月の公式インフレ率(IPCA)は0.48%上昇。電気料金の値上がり主な原因だった。12か月間の累計上昇率は5.17%で、政府目標の上限(4.5%)を上回る結果となった。この状況を受け、セリック金利は15%に据え置かれた。