ブラジル政府 不動産ローン新制度を発表

Diogo Moreira/Divulgação Governo de São Paulo

ルーラ大統領は今月11日、新たな不動産ローン制度を発表した。新制度では、資金源としての貯蓄の活用が拡大されるほか、住宅金融システム(SFH)で融資対象となる物件の上限価格が150万レアルから225万レアルに引き上げられる。政府は中間層の住宅取得を促進し、ブラジル貯蓄融資システム(SBPE)を近代化することを目指す。新制度によって、連邦貯蓄銀行が融資する新築住宅は約8万戸に達する見込み。また、従来は貯蓄の一部を中央銀行に預け入れることが義務付けられていたが新制度では廃止され、その結果、銀行が住宅ローンに充てるべき資金の量は、貯蓄口座に実際に預けられている預金総額を基準に決定されるようになる。

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