ブラジルでは2019年の企業の開業件数が廃業件数を29万900件上回り、2014年から5年連続でマイナスを記録していた開業率がプラスに転じた。企業統計に使用するデータを従来のRAIS(企業の社会情報年次報告)から段階的にオンライン情報登録システム「eSocial」に移行する過程にあり、2019年からeSocialのデータが含まれるようになったことも開業率の改善の背景にあると見られる。2019年の開業率は20.2%(94万7300件)で、廃業率は14%(65万6400件)だった。分野別では科学技術(6万1388社)や医療・社会サービス(4万4294社)が多かった。
出所:ブラジル地理統計院(IBGE)
翻訳:CCBJ/メディア・ブラジル