ブラジル初のカーボンニュートラル(二酸化炭素の排出と吸収を同量にすること)の牛肉製品が8月27日に発売された。ブラジル農牧研究公社(EMBRAPA)が開発した林業と農業、畜産業を組み合わせたアグロシルボパストラルシステムによって生産された牛肉で、生産者には温室効果ガスを相殺するための植林が義務付けられる。EMBRAPAによると、牛11頭が1年間に排出するメタンガスを相殺するには、1ヘクタールあたり200本の木が必要だという。ブラジルでは家畜の飼育密度は1ヘクタールあたり1.2頭となっている。
出所:農牧食料供給省