ブラジルは、国連の新たな持続可能な開発目標(SDGs)の第18目標「人種・民族平等」の実施状況を監視する方針を発表した。人種平等省と先住民省は、今月19日にブラジリアで開かれた第5回全国人種平等推進会議(CONAPAIR)で、この方針を定めた省令に署名した。SDGs18は、2023年にルーラ大統領が国連で提唱したもの。会議では、20の連邦機関がキロンボ共同体(逃亡したアフリカ系奴隷の子孫が築いた共同体)を対象に実施している施策をまとめた文書が全国キロンボ共同体調整機構(CONAQ)に提出された。CONAQ側は、医療や教育、文化に不可欠とされるキロンボの土地権利の承認を最大の要求としている。
出所:アジェンシア・ブラジル通信社