ブラジルのルーラ大統領は、米国がブラジルの輸出品に50%の関税を課したことへの対抗措置を講じるための計画策定を承認する暫定措置に署名した。
対抗措置には、輸出業者を対象とした300億レアルの信用供与、保証基金の強化、輸出企業のための税還付制度の改善(小規模企業には最大6%を還付)、ドローバック制度の延長などが盛り込まれている。ルーラ大統領は米国の干渉を批判し、報復ではなく新たな市場開拓を目指すと述べた。オレンジジュース、燃料、航空機など約700品目は、米国の高関税の対象外で、代わりに10%の引き下げ税率が適用される。
出所:アジェンシア・ブラジル通信社