アジア最大のカーニバル開催 サンバにカポエイラ、ブラジル料理の屋台も

8月最終土曜日にアジア最大のカーニバル「浅草サンバカーニバル」が開催された。今年は浅草サンバカーニバルに合わせて、浅草寺周辺でブラジル物産展が開催された。カポエイラの演舞やブラジル料理の屋台も登場し、日本人や外国人観光客を含む多様な来場者が会場を訪れた。在日ブラジル商工会議所が初の試みとして開催した同イベントには、ブラジルの料理や飲み物、アクセサリーなどを扱う屋台18店が出店し、カポエイラのパフォーマンスも披露され、浅草にブラジルのお祭りの雰囲気が再現された。

ブラジル物産展は日本とブラジルの外交関係樹立130周年と浅草サンバカーニバル40周年記念イベントとして開催され、両国の文化交流を象徴するものとなった。「ブラジルの情報を発信できるイベントは毎回意義のあるものですが、今回は二つの節目を祝う意味もあり、さらに有意義なものとなりました」と、今井譲治実行委員長は述べた。

浅草サンバカーニバルに合わせて開催されたブラジル物産展は、出店者にとっても新たな客層にブラジルをアピールする絶好の機会となった。日本バーベキュー協会代表のカイバラ・ナナ氏は、「シュラスコをはじめとするブラジルの食文化を広める上で大きなチャンスとなりました」と語った。

カポエイラの公演は、土曜日に2回、日曜日に4回行われ、躍動感あふれる踊りとアクロバティックな動きで観客を魅了した。カポエラ・テンポの代表でリジェイリーニョの愛称で知られる須田竜太代表は、「普段とは違う舞台ですが、ブラジル発祥のカポエイラが日本でも行われていることを見てもらえる素晴らしい機会となりました。浅草寺を背景にしたカポエイラの写真が、SNSで広く発信されることを期待しています」と語った。

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